自分の腕に外側から手で触れると骨があるのは確認できますが、腕の骨に何という名前がついているのかご存知ですか?

中には、腕を怪我して骨の説明をされて「どこのことを言っているの?」と、チンプンカンプンといった方もいらっしゃるでしょう。

今回は、万が一のために、知っておきたい腕の骨について

  • 名前
  • 骨折
  • 骨折以外の問題

などを図とともに解説したいと思います。

腕の骨の名前を図と画像で解説

腕には、肘から肩までの太くて長い上腕骨(じょうわんこつ)と、肘から手首までの尺骨(しゃっこつ)橈骨(とうこつ)が左右の腕両方にあります。

腕の骨

そしてその先に手根骨があり、手の骨へと繋がっていきます。

 

医師
この腕の骨は、関節によってつながれています。

腕の骨をつなぐ関節は?

肩・肘・手首とそれぞれ関節があるのは、腕を動かすことができるのでわかりますよね?

腕の骨

医師
それぞれについて関節を説明します。

 

肩部分の肩甲骨の関節窩と上腕骨頭の間に、肩関節があります。

肩関節のイラスト

 

この肩関節は大きな運動性を持ちますが、実際に腕を上げたり回したりといった運動には、肩甲帯にある複数の関節(肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節の解剖学的関節と肩峰下関節・肩甲胸郭関節という機能的関節)が連動して働いているのです。

医師
続いて肘部分。

肘の骨のイラスト

肘関節は、関節包の間に3つの関節体を持っており、

  • 上腕骨と橈骨の間にある関節を・・・腕橈関節
  • 上腕骨と尺骨の間にある関節を・・・腕尺関節
  • 橈骨と尺骨の近位間にある関節を・・・上橈尺関節

といい、この3つを合わせ複合関節体といいます。

手首
医師
そして手首の関節。

手関節のイラスト

手関節は手根骨の8つの骨と、橈骨、尺骨から構成されています。

そして、

  • 橈骨と近位手根列の間を・・・橈骨手根関節
  • 近位と遠位手根列の間を・・・手根中央関節
  • 橈骨と尺骨の間を・・・遠位橈尺関節

と名前がついています。

腕の骨が折れた!骨折の種類は?

腕に痛みが起こるものとして、骨折がありますが、その骨折は

と、骨折した場所により異なります。

腕を骨折した場合の治療は?

ちなみに、腕を骨折した場合の治療は、保存療法もしくは、手術療法を選択されます。

保存療法の場合は、ギブスや装具で固定し骨がくっつくのを待つことになりますが、手術療法の場合、骨折の治療や合併症の予防が行われるのです。

腕を骨折した場合完治にはどれくらいかかる?

完治までの時間は、1〜3ヶ月と比較的早期に完治する場合もありますが、年齢や骨折の状態により大きく差が出ます

また、完治までに時間がかかればかかるほど、筋力も低下するため、保存療法で時間がかかりそうな場合には手術へと踏み切ることもあるのです。

腕の骨が痛い場合、骨折以外にどんなことが考えられる?

しかし、腕に痛みがある場合、骨折だけが原因とは限りません。

医師
以下のような問題も考えられるためです。

などがあります。

参考文献:
病気がみえる vol.11 運動器・整形外科P96・97・100
整形外科疾患ビジュアルブック  P17〜21
全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患 P43〜45
解剖学講義 改定2版P61〜73
第9版 イラスト解剖学P121〜132

最後に

ポイントをまとめます。

  • 腕の骨は、上腕骨・橈骨・尺骨がある
  • 腕には、肩・肘・手首と、それぞれに関節がある
  • 腕の骨折は、部位により名前が異なる
  • 腕の痛みは、骨折だけが原因ではない

 

いきなり、腕が痛いからと病院に行って「橈骨遠位端骨折ですね」と言われても、どこのことなのかチンプンカンプンですが、場所の名前を知っていたら、「ここが折れたんだ」とすぐにピンとくるでしょう。

腕は、日常生活で多く使う場所なだけに、怪我なども多い場所であり、注意したいですね。

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