腰のあたりが痛いと「腎臓が悪いのかな?」と心配になる人もいるかもしれません。では、腎臓は体のどこにあって、どんな働きをしているのでしょうか。
今回は、腎臓について、
- 腎臓の場所と大きさ(実際のCT画像・正常例)
- 腎臓の5つの働き
- 腎臓の働きを調べる検査
をまとめました。
腎臓って、おなかの前のほうにあるの?
いいえ、腎臓は背中側にあるんです。背骨の両わき、ちょうど腰の少し上あたりに左右1つずつありますよ。
医師
腎臓の場所
腎臓は、おなかの臓器の中でも背中側にあり、背骨の両わきに左右1つずつあります。高さは、だいたい一番下の肋骨のあたりから腰の上のほうまでです。右の腎臓は、上に肝臓があるため、左より少し低い位置にあります。
大きさは、にぎりこぶしくらい(長さ10〜12cmほど)で、そら豆のような形をしています。
実際の腹部CT(正常例)で見ると、背骨と、その両わきの大腰筋のさらに外側に腎臓があるのがわかります。

もう少し上の高さでは、左の腎臓のすぐ近くに副腎が、外側に脾臓があります。

腎臓の5つの働き
- 尿をつくる:血液をろ過して、老廃物や余分なものを尿として出す
- 体の水分と塩分を調節する
- 血圧を調節する:血圧にかかわるホルモン(レニン)を出す
- 赤血球をつくる指令を出す:エリスロポエチンというホルモンを出す
- 骨を丈夫にする:ビタミンDを働く形に変える
腎臓が悪くなると、どうなるの?
初めはほとんど症状がありません。進むと、むくみや貧血、血圧が上がるなどが出てきます。だからこそ、健康診断の尿検査や血液検査が大切なんですよ。
医師
腎臓の働きを調べる検査
- 尿検査:尿たんぱく・尿潜血など(尿潜血の±とは)
- 血液検査:クレアチニン・eGFR(クレアチニンやeGFRとは)
- 画像検査:腹部エコー・CTなどで、大きさや形、結石・のう胞などを見る
最後に
- 腎臓は背中側、背骨の両わきに左右1つずつある
- 右の腎臓は肝臓があるぶん、左より少し低い
- 尿をつくるだけでなく、血圧・赤血球・骨にもかかわる
- 悪くなっても初めは症状が出にくいので、健診の尿・血液検査が大切
